目小思 [复制链接]

眼瞼がんけんとはまぶたのことを指さします。「眼瞼下垂がんけんかすい」とは、上うえまぶたが下さがってしまう状態じょうたいです。片側かたがわの場合ばあいと両側りょうがわの場合ばあいがあり、上うえまぶたの下さがり具合ぐあいによって、「軽度けいど」「中等ちゅうとう度ど」「重度じゅうど」に大別たいべつされます。上うえまぶたが虹彩こうさい（茶目ちゃめの部分ぶぶん）を超こえると軽度けいど、瞳孔どうこう（瞳）までかかっていると中等ちゅうとう度ど、瞳孔どうこうの下したまできていると重度じゅうどと判断はんだんされます。眼瞼下垂がんけんかすいになると、「視界しかいが狭せまくなった」「目めが小ちいさくなった」「目めが疲つかれやすくなった」といった異変いへんを感かんじやすくなります。また、無意識むいしきにおでこの筋肉きんにくを使つかってまぶたを引ひき上あげようとするため、「眉毛まゆげの位置いちが上あがった」「おでこにしわが寄よる」などと感かんじる人ひともいます。

原因げんいんとして最もっとも多おおいのが、「眼瞼がんけん挙きょ筋すじ（上うえまぶたを収縮しゅうしゅくさせる筋肉きんにく）」と上うえまぶたをつないでいる「挙きょ筋すじ腱けん膜まく」の異常いじょうです。挙きょ筋すじ腱けん膜まくが加か齢よわいとともに薄うすくなって伸のびてしまうと眼瞼下垂がんけんかすいが起おこります。高齢こうれいになると誰だれでも多少たしょうは両側りょうがわの上うえまぶたが下さがってきますが、特とくに、ハードコンタクトレンズを長年ながねん使用しようした人ひとや、目めをよくこする癖くせがある人ひとに、腱けん膜まく性せいの眼瞼下垂がんけんかすいが生しょうじやすくなるといわれます。ほかにも、眼瞼がんけん挙きょ筋すじの力ちからが弱よわいなど、筋肉きんにくが原因げんいんで起おこるタイプもあります。このタイプは生うまれつきのことが多おおく、多おおくは片側かたがわだけに生しょうじるため、生後せいごすぐに周囲しゅういの人ひとが気きづきやすいのが特徴とくちょうです。

眼瞼下垂がんけんかすいは、軽度けいどであれば自分じぶんでも対処たいしょすることができます。軽度けいどで上うえまぶたが薄うすい人ひとの場合ばあい、まぶたに貼はるテープや接着せっちゃく剤ざいを用もちいてまぶたを上あげることができます。これらは二に重じゅうまぶたにする美容びようの目的もくてきで一般いっぱん的てきに使つかわれているものなので、ドラッグストアなどで購入こうにゅうできます。また、眼鏡めがねのフレームにバネを取とり付つけて上うえまぶたを上あげる「クラッチ眼鏡めがね」も有効ゆうこうです。これは眼鏡めがね店てんなどで購入こうにゅうできます。

眼瞼下垂がんけんかすいの症状しょうじょうが強つよく、生活せいかつに支障ししょうをきたしている場合ばあいは手術しゅじゅつを検討けんとうします。手術しゅじゅつは原因げんいんに応おうじて次つぎのつの方法ほうほうがあります。

腱けん膜まく性せいの眼瞼下垂がんけんかすいでは、上うえまぶたの皮膚ひふを切開せっかいし、伸のびた腱けん膜まくを縫ぬい縮ちぢめる腱けん膜まく縫ぬい縮ちぢみ術じゅつを行おこないます。

上うえまぶたの筋肉きんにくの力ちからが弱よわかったり動うごきが悪わるいタイプでは、おでこの筋肉きんにく（前頭ぜんとう筋すじ）を利用りようして上うえまぶたをつり上あげる前頭ぜんとう筋すじつり上あげ術じゅつを行おこないます。前頭ぜんとう筋すじと眼瞼がんけんを人工じんこうの膜まくでつなぐことで上うえまぶたを持もち上あげます。どちらも、成人せいじんの場合ばあいは局所きょくしょ麻酔ますいで行おこなわれ、1～泊はく程度ていどの入院にゅういん、もしくは日帰ひがえりで手術しゅじゅつが行おこなわれます。一般いっぱんには、中等ちゅうとう度ど以上いじょうの眼瞼下垂がんけんかすいであれば手術しゅじゅつが勧すすめられますが、医師いしの説明せつめいをよく聞きいて、手術しゅじゅつのメリット?デメリットを十分じゅうぶんに理解りかいしたうえで決きめることが大切たいせつです。